- お友達に怪我をさせてしまったら?
- 我が子が怪我をさせられてしまったら?
- お友達に手を出していないか?
- 嫌なことは嫌とちゃんと言えてる?
園は我が子が初めて自分の目の離れたところで生活する場所。
心配は尽きることがないと思います。
まだまだお友達との関わり方を勉強中の子ども達が集団生活を送っているのですから、トラブルは日常茶飯事・・
この記事では、
- 保育園で子ども同士がケンカした場合
- 保育園で怪我をした!先生の対応は?
- 保育園で嫌な事があるらしい・・どうすれば?
という疑問を解決する記事になっています。
記事前半では、『保育園でトラブルがあった場合の先生の対応』を解説し、記事後半では『保護者への対応』について説明しています。
この記事を読み終える事で、保育園で怪我した場合の保育園の対応が理解できるだけでなく、保護者の対応方法も理解できるようになります。
保育園でのトラブル【些細なケンカは見守る】

幼児期のケンカは大切な経験です。
「こんなことを言われて悲しかった」
「こんなことを言ったらお友達が泣いてしまった」
「こうしたら仲直りができた」
そんな経験を積み重ねて、少しずつ思いやりの気持ちが育ち、社会性が身についていくものです。
保育園で怪我!先生が介入する場合

では、子どもたちがケンカをしても先生は何もしてくれないの?
もちろん、そんなことはありません!
先生がケンカに介入する場合を説明していきます。
お友達に手を出してしまっている時
先生が介入しなければいけないのは、まずはお友達に手を出してしまっている時。
『故意にお友達に危害を加えることはどんな理由があっても、やってはいけない』と教えなければいけません。
子どもたちでは仲直りできない時
子どもたち同士で仲直りが出来ず、お互いに納得できないまま終わってしまっている時も援助をします。
これは子どもの状態にもより、しばらくして気持ちの整理をつけてから自ら謝りに行ったり、何事もなかったように仲良くできている場合もあるので、どのくらいの時間様子を見るかは先生の判断になります。
複数の子で1人を攻撃している時
一対一ではなく、複数で一人の子を攻撃するケンカはすぐにやめさせなければいけません。
男の子が大好きな戦いごっこなどでも、遊びのつもりでも気付いたら一人の子が集中攻撃に合うなんていうこともあります。
夢中になると相手の気持ちがわからなくなりがちですので、今後のためにもしっかりと指導をします。
保育園で怪我!先生の指導は?

では、そんな子ども同士のケンカやトラブルがあった場合、先生はどんな風に指導するのか?
対応①お互いの離しをしっかり聞く
先生は子どもたちの状況を出来る限り把握するように努めていますが、全てを把握することは困難です。
見てないところで起こったトラブルに関しては、お互いの話をしっかりと聞きます。
まずは相手の気持ちに気づかせてあげます。
例えば・・
おもちゃを貸してくれないから怒って叩いてしまったのなら、『おもちゃを貸してくれなくて悲しかった気持ち』『叩かれて痛かったこと』をお互いが気付き、お互いにごめんねと謝れるように促します。
対応②これからどうすればいいか伝える
そして、これからはどうすれば良いのかを教えてあげることが大切です。
順番に使うこと、どうにもならない時は先生に相談することなどを伝えます。
わざとではなくて、投げたボールがたまたま当たって泣いてしまった場合などは、わざとではないということはきちんと受け入れて、相手のお友達にもそれを伝えた上で、「ごめんね」と言えるように促します。
保育園で怪我!保護者への対応は?

些細なトラブルは園で解決をしますが、保護者にはどんな時に連絡するのか?
これは園の方針によりますが、一例として説明していきます。
保護者に連絡せず園で解決する場合
少数派ではありますが、「園で起こったことは園で解決します」というスタンスで、怪我をさせられた場合でも相手のお友達の名前を教えてもらえない場合もあるようですが、(子どもが親に報告しますので、ある程度年齢が大きければそういったことはないと思います。)ほとんどの場合、怪我を伴うようなトラブルは連絡をします。
怪我をした子の保護者に連絡する場合
これは園によって少しずつ違ってきますが、まずは怪我をさせられてしまった子の保護者に状況を伝えます。
相手の子の保護者にもそのことを伝えてもよいか確認をしてから連絡をする場合もあれば、園の判断で連絡をする場合もあります。
今は個人情報保護のため、住所や電話番号が載ったクラス名簿は配布されませんので、交流がない相手の場合連絡が取れないので、親が謝罪をしたい場合は園が間に入って合意のもとで連絡先を教えます。
怪我を伴わない些細な喧嘩の場合は、その都度連絡がいくということはあまりありません。
園では臨機応変に対応
子どもの成長を伝えていくことも園の役割ですので、頻繁にトラブルがある場合には、「こういったことでトラブルになってしまうことが多いので、今こんな練習をしている」など課題としていることなどの報告をします。
いつもより激しく泣いてしまったり、ごめんねが出来ず解決できないまま帰宅するなど、いつもと様子が違うときには連絡をします。
保育園で嫌がらせされたらしい・・相談してもいいの?

先生から報告はないけど心配‥そんな時もありますよね。
毎日のように「〇〇ちゃんから嫌なことをされる」と言うけど先生からは何も聞いてない、など不安に思うことがあるかも知れません。
もしかしたら先生の見ていないところで起こっている可能性もあるし、何か理由があって、お母さんには事実とは違うことを言ってしまう、といったこともあります。
そんな時はどうぞ担任の先生に相談してみて下さい!
先生も気になっている様子があればお話しできますし、家庭での様子を聞くことで気付けることもあります。
保育園で怪我!保護者への対応は?:まとめ

- 保育園では、些細なケンカは見守る
- 複数で1人を攻撃している場合は介入
- 怪我をしている場合は保護者へ連絡
- 先生から知らされていない不安事は相談してOK!
保育園との信頼しあえる関係作りを!
子ども同士のことだから!園であったことだから!と割り切れるタイプの人もいれば、日々の些細な出来事までが気になって仕方がない人もいることでしょう。
園としてはすべての方に信頼して預けてほしいと思っているので、不安になった時にはどうぞ気軽に相談してみてください。
保護者の方の考えもわかった上で保育ができますし、個々に合わせた対応をしていくことができます。
家庭と園の信頼関係を気付いて楽しい園生活を送りましょう!
